第Ⅲ地区防衛魔導士団


我々が所属する魔導士団。本なりきりの舞台。
結界内に取り込まれていない都市ごとに建てられている支部のうち、第Ⅲ支部に所属する魔導士達の総称である。
都市の名前はメガエラであるが、専ら街と周辺をまとめ、〝第Ⅲ地区〟と呼ばれることが多い。
外観としてはビルなどもあり、日本の地方都市程度の外観である。
第Ⅲ支部は3階建ての建物であり、1階には食堂や図書館、浴場など多くの娯楽施設などが存在し、2階には魔導士達の居住スペース、3階には作戦会議室などがあり、更には魔導士達の生活を補佐、管理する機関員が派遣されている為、基本的に魔導士達は生活に困る事は無いだろう。
第Ⅲ地区防衛魔導士団には、本部より魔導学園を卒業した魔導士や、他支部から移転してきた魔導士などが配属されており、特務魔導士が10人、標準魔導士が20人、試験魔導士が30人の総勢60人が所属している。
本部の他、第Ⅲ支部を初めとした、各支部防衛魔導士団に所属する魔導士にはナンバーが割り振られている。ナンバーは魔導士団ごとに独立しており、本部以外に合計8つの支部が存在するため、この世界には同じナンバーを持った魔導士が9人居る計算になる。
第Ⅲ地区防衛魔導士団にはNo.0からNo.59まで所属している。
No.0からNo.9を割り振られた10人の特務魔導士。
No.10からNo.29を割り振られた20人の標準魔導士。
No.30からNo.59を割り振られた30人の試験魔導士。
で構成されており、第三支部防衛魔導士団には合計10個の小隊が存在しており、それぞれNo.0からNo.9の10人が隊長を務めている。
特務魔導士内、標準魔導士内、試験魔導士内、という枠組みの中では大きな実力の差は無いが、特務魔導士のみ、一応No.0がリーダーとあうことになっている。
そして、No.0がリーダーを務める小隊であれば、No.10、20、30、40、50が指揮下に入る、という縦割り班の様な法則性がある。
その他、〝ペア制度〟と呼ばれる法則も存在し、ここ、第Ⅲ地区防衛魔導士団では特務魔導士と標準魔道士の30人は、自分よりナンバーか30下の試験魔導士とペアを組み、教育係として指導しなければならない。
例えばNo.0ならNo.30と、No.10ならNo.40と、No.20ならNo.50とペアを組む、といった具合である。