魔導大戦


旧魔導歴時代、およそ500年前に起きた魔術師と人間の大戦争。
かつてヒストリアを支配していた人間の国家、ヒストリア帝国の長きに渡る魔術師への差別・排斥が引き金となって発生した、魔術師の大反乱。つまるところ、正式には大規模な内戦である。
数は少ないが個々が強力な魔術師達に対抗すべく、帝国が作り上げた魔道技術の結晶、〝魔導兵装〟《ヴェノムロイヤー》を手にした帝国軍と魔術師の戦いは熾烈を極め、数年に渡る大戦争の後、魔術師や人間の殆どは死に至り、帝国の誇りであった科学・魔道技術を初めとした技術体系は闇に葬られた。
魔導大戦が残した世界への爪痕は深く、文明は完全に崩壊し、人間を追い詰める結界は度重なる魔術や魔術師の死により爆発的に増加してしまった。