魔物


結界内で発生する化物。
人型から動物型まで数々の種類の魔物が存在する。
結界以外にも強力な魔術が使われた場所や、多数の魔術師や魔物が死んだ地点など、小規模な〝魔力溜まり〟でも発生する事がある。
生まれつき体の周りに薄い魔力の膜が張られており、物理的な攻撃を著しく弱体化させてしまう。その為、魔物に有効な傷を与えるには魔術かヴェノムロイヤーによる魔導が必要とされる。
知能は殆ど無いが、魔力を持たない生物を襲うという性質を持つ為、魔術師と争うことは無く、人類にとっては脅威である。
体は魔力で構成されており、周囲の魔力を吸収することで生きる為、濃い魔力が存在する場所であれば餓死する事はないものの、人間を初めとした非魔力保有生物の命を〝喰らう〟事により成長し、強さを増していく。
その為積極的に結界外部に現れては人を襲う。
魔術師と同じく、中でも危険な魔物は〝特定警戒対象〟としてアルカナによりランク付けされており、危険度S、危険度SS、危険度SSSの3つに分けられている。
大まかではあるが強さの指標は魔術師と同じく、危険度Sは標準魔導士と同等、危険度SSランクは特務魔導士と同等の力を有していると言われており、SSSランクに関しては魔導士が集団で挑む必要がある。
また、魔物は死亡すると黒い霧状の魔力を放出し、霧散していく。